新仏あらぼとけ)” の例文
旧字:新佛
新仏あらぼとけさまにまた線香が絶えておりましたに。」と言って、姑は余所行よそゆきのままで、茶のへ来て坐った。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
風呂ふろを入れてもらったり、電話を取り次いでもらったりしていたので、たまには二階へ上がってお茶をみ、金ぴかの仏壇の新仏あらぼとけにお線香をあげることもあった。
縮図 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)