“敢無（あへな）” の例文
さしも目覚（めざまし）かりける手腕（てなみ）の程も見る見る漸（やうや）く四途乱（しどろ）になりて、彼は敢無（あへな）くもこの時よりお俊の為に頼み難（がたな）き味方となれり。
金色夜叉 (新字旧仮名) ／ 尾崎紅葉(著)
マーキューシオーどのは敢無（あへな）い最期（さいご）。
ロミオとヂュリエット：03 ロミオとヂュリエット (旧字旧仮名) ／ ウィリアム・シェークスピア(著)
彼は敢無（あへな）くも昏倒（こんとう）せるなり。
金色夜叉 (新字旧仮名) ／ 尾崎紅葉(著)