“換気(かんき)” の例文
婦人の金切声(かなきりごえ)と、子供の泣き叫ぶ声とで、壕の中は、さらに息ぐるしかった。天井は、角材を格子(こうし)に組んであったが、非常に低かった。換気(かんき)もよろしくない。
英本土上陸戦の前夜 (新字新仮名) / 海野十三(著)
換気(かんき)と涼風入れを兼ねた此の工事は、まこと良い思い付であったに違いなかったが、ある日私が現場に行って、私の直の兵隊が働いているのを監督がてら、計算した結果に依れば
桜島 (新字新仮名) / 梅崎春生(著)
ハンマーで打ちぬいて来たのは、一部がとなりの煙突にぬける換気孔(かんきこう)だった。それは漢青年をして、杭州にある気持を抱かせるについて、二階家の中に建築した彼の密閉室(みっぺいしつ)の換気(かんき)を行う装置だった。
西湖の屍人 (新字新仮名) / 海野十三(著)