“把持(も)” の例文
哀(あわれ)むべし文三は竟(つい)に世にも怖(おそ)ろしい悪棍(わるもの)と成り切ッた所へ、お勢は手に一部の女学雑誌を把持(も)ち、立(たち)ながら読み読み坐舗(ざしき)へ這入て来て、チョイト昇に一礼したのみで嫣然(にっこり)ともせず
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)