よじ)” の例文
その痛みからまた父が深く懐われて来まして、しばらくは天も地も挟みよじれよとばかり身悶みもだえしました。
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
麻緒あさお足駄あしだの歯をよじって、憎々にくにくしげにふり返りますと、まるで法論でもしかけそうな勢いで、『それとも竜が天上すると申す、しかとした証拠がござるかな。』と問いつめるのでございます。
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)