手摩てす)” の例文
純一は真っ黒な、狭い梯子はしごを踏んで、二階に上ぼった。のぼぐち手摩てすりがめぐらしてある。二階は縁側のない、十五六畳敷の広間である。締め切ってある雨戸のほかには、建具が無い。
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)