“扉際”の読み方と例文
読み方割合
とぎわ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
愛人の人形を抱いて若かった日の憶い出にふけろうとしたほどの博士が、何故扉際とぎわに押し付けられて、心臓を貫いていたのでしょう
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
そして、円廊に開かれている扉際とぎわに立ち、じっと前方に瞳を凝らしはじめた。円廊の対岸には、二つの驚くほど涜神とくしん的な石灰面フレスコが壁面を占めていた。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)