“扇屋得右衛門”の読み方と例文
読み方割合
おうぎやとくえもん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのおりには隣宿妻籠脇本陣わきほんじん扇屋得右衛門おうぎやとくえもんから、山口村の組頭くみがしらまで立ち合いに来て、草山の境界を見分するために一同弁当持参で山登りをしたほどであった。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
彼はその自宅の方で、伊那の助郷六十五か村の意向を探りに行った扇屋得右衛門おうぎやとくえもんの帰りを待ち受けていた。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
今一枚の写真は、妻籠の扇屋得右衛門おうぎやとくえもんの孫がその父実蔵について上京したおりの土産みやげである。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)