戯場ぎじょう)” の例文
抽斎がいかに劇を好んだかは、劇神仙の号をいだというを以て、想見することが出来る。父允成ただしげがしばしば戯場ぎじょう出入しゅつにゅうしたそうであるから、殆ど遺伝といってもかろう。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
花街や戯場ぎじょうで万金を捨てるようなばかげた遊蕩ゆうとうをしたのもこの頃である。
柳橋物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)