“懸崖造”の読み方と例文
読み方割合
けんがいづく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
急ごしらえな仮屋ややぐらはいうまでもない。七院の伽藍がらんもみな懸崖造けんがいづくりなので、炎は山肌をめずり登って、ふだんとびの巣が見える枯れた大樹だいじゅッぺんにさえチロチロ赤い舌がひらめき見えた。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)