愛度無あどな)” の例文
別れまゐらせし歳は我が齢、僅に二十歳はたちを越えつるのみ、また幼児いとけなきを離せしときは六歳むつつと申す愛度無あどなき折なり、老いて夫を先立つるにも泣きて泣き足るためしは聞かず
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)