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悠々
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ウラウラ
ふりがな文庫
“
悠々
(
ウラウラ
)” の例文
悠々
(
ウラウラ
)
と照り暮す山々を見せませう、と乳母が言ひ出した。木立ち・山陰から盗み見する者のないやうに、
家人
(
ケニン
)
らを、一町・二町先まで見張りに出して、郎女を、外に誘ひ出した。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
さうして
其処
(
ソコ
)
で、まどろんで居る中に、
悠々
(
ウラウラ
)
と長い春の日も、暮れてしまつた。嬢子は、家路と思ふ
径
(
ミチ
)
を、あちこち歩いて見た。脚は
茨
(
イバラ
)
の
棘
(
トゲ
)
にさゝれ、袖は、木の
楚
(
ズハエ
)
にひき裂かれた。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
悠
常用漢字
中学
部首:⼼
11画
々
3画
“悠々”で始まる語句
悠々閑々
悠々自適
悠々寛々
悠々乎
悠々然
悠々荘