“悠々寛々”の読み方と例文
読み方割合
ゆうゆうかんかん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
残された二人は、悠々寛々ゆうゆうかんかんとして猪を煮ているところを見れば、この二人だけはここにとどまって、冬を越すの覚悟と見える。
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
その女の人は長い裲襠うちかけ裳裾もすそを引いて、さながら長局ながつぼねの廊下を歩むような足どりで、悠々寛々ゆうゆうかんかんと足を運んでいることは、尋常の沙汰とは思われません。
大菩薩峠:17 黒業白業の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)