“恒藤”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つねとう66.7%
つねふじ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
僕は大学に在学中、雲州うんしう松江まつえ恒藤つねとうの家にひと夏居候ゐさふらふになりしことあり。その頃恒藤に煽動せんどうせられ、松江紀行一篇を作り、松陽新報しようやうしんぱうと言ふ新聞に寄す。
学校友だち (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
一高時代に、芥川は恒藤つねとう君ともっとも親しかった。一高時代は、一組ずつの親友を作るものだが、芥川の相手は恒藤君であった。この二人の秀才は、超然としていた。
芥川の事ども (新字新仮名) / 菊池寛(著)
いましも署長室では、山川やまかわ署長と恒藤つねふじ司法主任とが、膝をつき合わして密議をこらしている。
五階の窓:02 合作の二 (新字新仮名) / 平林初之輔(著)