心魂こころだましい)” の例文
其の白妙が、めされて都にのぼると言ふ、都鳥の白粉おしろいの胸に、ふつくりと心魂こころだましいめて、肩も身も翼に入れて憧憬あこがれる……其の都鳥ぢや。何と、げるどころではあるまい。
妖魔の辻占 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)