トップ
>
微酔
>
ほろよ
ふりがな文庫
“
微酔
(
ほろよ
)” の例文
旧字:
微醉
紳士は
微酔
(
ほろよ
)
い
機嫌
(
きげん
)
でよほど興奮しているものと見えて、私のいうことをさらに耳に入れない。行きなり疾走をはじめた二等室を追いかけて飛び乗りをしようとする。
駅夫日記
(新字新仮名)
/
白柳秀湖
(著)
久しゅう、かような美酒もいただかなんだせいか、はやちと
微酔
(
ほろよ
)
うてござる。——無骨者の余芸、おかしゅうお眺めあらんも、
一
(
ひと
)
さし舞うて堀尾どのへお目にかけん。——兄者人。左衛門。
新書太閤記:08 第八分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ただ隠居のところから
微酔
(
ほろよ
)
い機嫌で出て来た分には、こんなにまではならなかったのだ。あいつが途中でいやに気を持たせてそそのかしたために、お吉のところで毒気が廻ってしまったのだ。
大菩薩峠:21 無明の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
“微酔”の意味
《名詞》
少し酒に酔うこと。ほろ酔い。微醺。
(出典:Wiktionary)
微
常用漢字
中学
部首:⼻
13画
酔
常用漢字
中学
部首:⾣
11画
“微酔”で始まる語句
微酔機嫌
微酔気味