“御降嫁”の読み方と例文
読み方割合
ごこうか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
和宮かずのみや御降嫁ごこうかを願い奉った自分の公武合体の苦肉の策を憤激している尊王派の面々も、無論忘れてならぬ第二の敵だった。
老中の眼鏡 (新字新仮名) / 佐々木味津三(著)
が、その人は、宮内省くないしょう調度頭ちょうどのかみをしている男爵は、内親王の御降嫁ごこうかの御調度買入れのために、欧洲おうしゅうへ行っていて、此の八月下旬でなければ、日本へは帰らないのだった。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)