御重おじゅう)” の例文
菓子がいやになるって、御彼岸おひがん御萩おはぎなどをこしらえているところをうちで見ていても分るじゃありませんか、拵えるものは、ただ御萩を御重おじゅうに詰めるだけで、もうげんなりした顔をしているくらいだから。
硝子戸の中 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)