御祓箱みはらひばこ)” の例文
われ尾州の民間よりいでたれば、草るすべは知りたれど、筆とる事は得知らず、ただわが母、内裏だいりのみづし所の下女しもめたりしが、ある夜のゆめに幾千万の御祓箱みはらひばこ、伊勢より播磨はりまへさしてすき間もなく
茶漬三略 (新字新仮名) / 吉川英治(著)