御目見おめみ)” の例文
しかるにもかかわらず、小野太左衛門はその説に感歎して、これを主人の伊達政宗だてまさむね言上ごんじょうし、後日に清悦せいえつ御目見おめみえの沙汰さたがあった。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
私は九歳の時君侯へ初めて御目見おめみえをした。御目見えをしないと、いかに男子があっても、主人の歿した際、家禄が減ぜられる定りであった。
鳴雪自叙伝 (新字新仮名) / 内藤鳴雪(著)