御産おさん)” の例文
次には山口県の豊浦とよら郡でもネンガラ、海を渡って筑前ちくぜんの大島でネンガラ、これも遊びかたは同じだが、注意すべきことには御産おさんのあった家の前で
こども風土記 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
この「うき世を立つる」というのは遊蕩ゆうとう生活のことで、京ではそれをすら飯の種にしていると、太鼓持たいこもちか何かのことを言った句であるが、それをこの絵本には眼鏡めがねの老人が御産おさん枕屏風まくらびょうぶの外で
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)