“御当物”の読み方と例文
読み方割合
ごとうぶつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つまり、本来ならば、行燈そのものが化けて出そうなこの夕暮に、御当物ごとうぶつが化けそこのうて、身動きもできないで、しょんぼりとすくんでいるこの笑止さが、話にも、絵にもならないのです。
大菩薩峠:27 鈴慕の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)