御取置おとりおき)” の例文
御返しもうしますと率直に云えば、いやそれは悪い合点がてん一酷いっこくにそう云われずと子爵からの御志、是非御取置おとりおき下され、珠運様には別に御礼をもうしますが姿の見えぬは御たちなされたか、ナニ奥の坐敷ざしきに。
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)