従弟じゅうてい)” の例文
旧字:從弟
暮夜ぼやひそかに大垣の城下に戸田侯(内匠頭の従弟じゅうてい戸田采女正氏定とだうねめのしょううじさだ)老職の門を叩いて、大学擁立ようりつのことを依嘱いしょくした事実もある。
四十八人目 (新字新仮名) / 森田草平(著)
が、内蔵助の叔父小山源五右衛門、従弟じゅうてい進藤源四郎など、義理にも抜けられない者どもまで、口実こうじつを設けて同行をがえんじなかったと聞いては、先着の同志もあきれて物が言えなかった。
四十八人目 (新字新仮名) / 森田草平(著)