径々みちみち)” の例文
永い闘いに憔悴しょうすいしきった顔にいっそうの苦悩の色をみせながらルーダオは径々みちみちつぶやいていた。耕作小舎に辿りつくと、ルーダオは妻と十四になる娘とだけを伴って中に入った。
霧の蕃社 (新字新仮名) / 中村地平(著)