彼岸むかう)” の例文
川の彼岸むかうは山、山の麓を流に臨んで、電柱が並んで居る。所々に橋も見える。人道が通つてるのだらうが、往来ゆききの旅人の笠一つ見えぬ。鳥の声もせねば、風の吹く様子もない。
雪中行:小樽より釧路まで (新字旧仮名) / 石川啄木(著)