弛鈍しどん)” の例文
と云うのは、すでに、やまいがあって、鼻腔が弛鈍しどんになっていたせいであろう。茶の中へ一滴の水洟みずばなをこぼしたのである。
大谷刑部 (新字新仮名) / 吉川英治(著)