弗々ふつふつ)” の例文
木立こだちの間には白けた夏の夜のそらが流れ、其処そこにはまた数限も無い星がチラ/\またたいて居る。庭の暗の方から、あまい香や強い刺戟性しげきせいの香が弗々ふつふつと流れて来る。山梔子くちなし、山百合の香である。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)