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引籠
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ひつこ
ふりがな文庫
“
引籠
(
ひつこ
)” の例文
「でもな、ひとりぢや淋しいだ。和尚さん、何も言はないで、一日自分の室に
引籠
(
ひつこ
)
んでゐて、話もしねえから……」
ある僧の奇蹟
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
近頃はお前別して鬱いでをるやうぢやないか、
俺
(
おれ
)
にはさう見えるがね。さうして内にばかり
引籠
(
ひつこ
)
んでをるのが
宜
(
よろし
)
くないよ。この頃は
些
(
ちよつ
)
とも出掛けんぢやないか。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
考出
(
かんがへだ
)
すと勉強するのも何も
可厭
(
いや
)
になつて、
吁
(
ああ
)
、いつそ山の中へでも
引籠
(
ひつこ
)
んで了はうかと思ひます。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
祝盃などを受ける
覚
(
おぼえ
)
は無いと言つて、手を
引籠
(
ひつこ
)
めてゐたけれど、なかなか
衆
(
みんな
)
聴かないぢやないか
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
引
常用漢字
小2
部首:⼸
4画
籠
常用漢字
中学
部首:⽵
22画
“引籠”で始まる語句
引籠勝