トップ
>
廬堂
>
いおりどう
ふりがな文庫
“
廬堂
(
いおりどう
)” の例文
また
一時
(
いっとき
)
、
廬堂
(
いおりどう
)
を廻って、音するものもなかった。日は段々
闌
(
た
)
けて、
小昼
(
こびる
)
の
温
(
ぬく
)
みが、ほの暗い郎女の居処にも、ほっとりと感じられて来た。
死者の書
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
その後、自身の家の中でも、又
廬堂
(
いおりどう
)
に近い木立ちの陰でも、或は其処を見おろす山の上からでも、郎女に向ってする、ひとり語りは続けられて居た。
死者の書
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
廬堂
(
いおりどう
)
の近くに掘り立てた板屋に、こう長びくとは思わなかったし、まだどれだけ続くかも知れぬ此生活に、家ある者は、妻子に会うことばかりを考えた。
死者の書
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
廬
漢検1級
部首:⼴
19画
堂
常用漢字
小5
部首:⼟
11画
“廬”で始まる語句
廬
廬山
廬陵
廬舎那仏
廬原
廬戸
廬江
廬入野
廬遮那
廬山寺