廊側らうがは)” の例文
丁度、その夜の丑満うしみつ頃である。やみをつんざいてけたたましいときの声が聞えた。ハテナと思ふ瞬間に、階上階下の廊側らうがはに右往左往するおびただしい足音も聞えて来た。
大利根八十里を溯る (新字旧仮名) / 野口雨情(著)