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『大利根八十里を溯る』
ふりがな文庫
『
大利根八十里を溯る
(
おおとねはちじゅうりをさかのぼる
)
』
停車場前から市街の外側をめぐる、新にひらかれた八間道路は前橋市の一偉観である。鈴懸けの街路樹が深緑の葉を夕風にそよがせて、見るからに涼しげであつた。夜は鈴蘭の花にかたどつた鈴蘭燈籠がついて、夏の夜にふさはしい『明け易き』といふ感じがある。民 …
著者
野口雨情
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
初出
「東京日日新聞」1926(大正15)年7月29日、8月3日、8月4日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約8分(500文字/分)
朗読目安時間
約13分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
失
(
なく
)
郷原
(
さとはら
)
丑満
(
うしみつ
)
廊側
(
らうがは
)
湯長
(
ゆちやう
)
鬨
(
とき
)