廉価本れんかぼん)” の例文
ところがどうしたはずみか、荷物を片づけているうちに、妙な本が一冊ころがり出て来た。コナン・ドイルの『失われた世界ロスト・ワールド』の廉価本れんかぼんである。
其の学者とふのは、本文ほんもんを十六万部もつて、六シルリングの廉価本れんかぼんより五十ギニイの高価本まで売り尽した男である。又或出版業者は「五百部がよい」と云つた。