幽邃閑雅ゆうすいかんが)” の例文
いつもはそれほどに耳立たない裏田圃たんぼかわずこずえに騒ぐせみの声とが今日に限って全くこの境内をば寺院らしく幽邃閑雅ゆうすいかんがにさせてしまったように思われた。
散柳窓夕栄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)