己等おいら)” の例文
好人ひとよしの万作も年寄っては愚痴っぽく、また邪気まわりぎもちっとは出るかして、お光の阿魔あまめ実の親が恋しいので己等おいらを疎略にするのじゃあるめえかと思ったと見え
漁師の娘 (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
其様そんなに隠さずとも好いだろう、相見互だもの、己等おいらの付合も為てくれたって、好さそうなもんだ」など、嫌味を言って、強請ゆすりがましいことを、愚図々々言ってますのです。
大利根の大物釣 (新字新仮名) / 石井研堂(著)
己等おいらの友達ア
未刊童謡 (新字旧仮名) / 野口雨情(著)