左遷流罪させんるざい)” の例文
うや/\しく持佛堂にしょうじ入れて、深夜の御光臨は何御用にて候哉そうろうやと問うと、丞相の霊が答えて、自分は口惜しくも濁世じょくせに生れ合わせて無実の讒奏をこうむり、左遷流罪させんるざいの身となったについては
少将滋幹の母 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)