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左肩胛骨
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ひだりかひがらぼね
ふりがな文庫
“
左肩胛骨
(
ひだりかひがらぼね
)” の例文
前髮を
焦
(
こが
)
すやうな恰好で坐つて、
四方
(
あたり
)
は血の海、後ろへ廻つて見ると、鋭い切出しが、
左肩胛骨
(
ひだりかひがらぼね
)
の下へ、眞つ直ぐに突つ立つて居たのでした。
銭形平次捕物控:037 人形の誘惑
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
死骸は一應清めて、店の次の六疊に、床を敷いて寢かしてありますが、脇差か何んかで、背中からやられたらしく、
左肩胛骨
(
ひだりかひがらぼね
)
の下に傷を受けてをります。
銭形平次捕物控:274 贋金
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
傷はたつた一箇所、後ろから
左肩胛骨
(
ひだりかひがらぼね
)
の下、心臟の眞つ唯中を
貫
(
つらぬ
)
いて、曲者の卑怯さは見る者を齒噛みさせますが、その代り聲も立てずに死んだことでせう。
銭形平次捕物控:136 鐘五郎の死
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
細身の
匕首
(
あひくち
)
が
左肩胛骨
(
ひだりかひがらぼね
)
の下から心の臟を一と突きにしたもので、刄が正しく水平になつて居るのが特色です。
銭形平次捕物控:204 美女罪あり
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
手燭を持つて中に入ると、次の六疊の長火鉢の前に、お幾の父親の豊年坊主は、背中から
左肩胛骨
(
ひだりかひがらぼね
)
の下を刺され、巨大な虫のやうに死んでゐるではありませんか。
銭形平次捕物控:310 闇に飛ぶ箭
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
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傷は背後から一と突き、
左肩胛骨
(
ひだりかひがらぼね
)
の下に、
素袷
(
すあはせ
)
を通して、恐ろしい正確さで叩き込んであります。
銭形平次捕物控:290 影法師
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
左肩胛骨
(
ひだりかひがらぼね
)
の下を狙はれましたが、危ふく身をかはして、脇の下を縫つて流れました。
銭形平次捕物控:177 生き葬ひ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
お勢の背、——
左肩胛骨
(
ひだりかひがらぼね
)
の下に突立つた細身の匕首を、萬七は指さすのです。
銭形平次捕物控:125 青い帯
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「
左肩胛骨
(
ひだりかひがらぼね
)
の下、短刀で深くやられてゐる。一とたまりもなかつたらうよ」
銭形平次捕物控:123 矢取娘
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「此通りだ、一人で
自棄酒
(
やけざけ
)
か何んか飮んでゐるところを、そつと廊下に忍び込んで、障子越しに一と思ひに突つ込んだのだ。死骸を見るとわかるが、傷は
左肩胛骨
(
ひだりかひがらぼね
)
の下で、胸へ突き拔ける程の手際だ」
銭形平次捕物控:180 罠
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
左
常用漢字
小1
部首:⼯
5画
肩
常用漢字
中学
部首:⾁
8画
胛
漢検1級
部首:⾁
9画
骨
常用漢字
小6
部首:⾻
10画
“左肩”で始まる語句
左肩