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左兵衛督
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さひょうえのかみ
ふりがな文庫
“
左兵衛督
(
さひょうえのかみ
)” の例文
左兵衛督
(
さひょうえのかみ
)
は姉の大将夫人のこともいっしょにして世間体を悪く思ったが、恨みを言っても今さら何にもならぬのを知って沈黙していた。
源氏物語:31 真木柱
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
高級役人や殿上人の
饗膳
(
きょうぜん
)
などは
内蔵寮
(
くらりょう
)
から供えられた。左大臣、
按察使
(
あぜち
)
大納言、
藤
(
とう
)
中納言、
左兵衛督
(
さひょうえのかみ
)
などがまいって、皇子がたでは
兵部卿
(
ひょうぶきょう
)
の宮、
常陸
(
ひたち
)
の宮などが侍された。
源氏物語:51 宿り木
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
夫人の弟の公子たちは、
左兵衛督
(
さひょうえのかみ
)
は高官であるから人目を引くのを遠慮して、そのほかの中将、侍従、
民部大輔
(
みんぶだゆう
)
などで三つほどの車を用意して夫人を迎えに来たのであった。
源氏物語:31 真木柱
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
式部卿
(
しきぶきょう
)
の宮の
左兵衛督
(
さひょうえのかみ
)
は南の夫人の弟である。六条院へは始終来ている人であったから、玉鬘の宮中入りのこともよく知っていて、相当に煩悶をしているのが文意に現われていた。
源氏物語:30 藤袴
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
“左兵衛督(兵衛府)”の解説
兵衛府(ひょうえふ)とは、律令制における官司。左兵衛府と右兵衛府の二つが存在する。長は兵衛督 (左兵衛督・右兵衛督)である。左右近衛府、左右衛門府とあわせて「六衛府」と呼ばれる。和訓では「つはもののとねりのつかさ」という。唐名は武衛(ぶえい)、威衛(いえい)、鷹揚(おうよう)。
(出典:Wikipedia)
左
常用漢字
小1
部首:⼯
5画
兵
常用漢字
小4
部首:⼋
7画
衛
常用漢字
小5
部首:⾏
16画
督
常用漢字
中学
部首:⽬
13画
“左兵衛督”で始まる語句
左兵衛督知盛