川辺かわべり)” の例文
旧字:川邊
彼はもとより平岡を訪ねる気であった。から何時もの様に川辺かわべりを伝わないで、すぐ橋を渡って、金剛寺坂を上った。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
赤松が四五本川辺かわべりへ枝を垂れ、其処に塚がって、おきなの詠んだ「夏来ても只一つ葉の一つかな」という碑があります、此の大泉小泉の掘割から堅科川かたしながわという利根の水上みなかみ
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)