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巋然
ふりがな文庫
“巋然”の読み方と例文
読み方
割合
きぜん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きぜん
(逆引き)
趨
(
はし
)
りて場を出づれば、月光
遍
(
あまね
)
く照して一塵動かず、古の劇場の石壁石柱は
巋然
(
きぜん
)
として、今の
破
(
や
)
れ小屋のあなたに存じ、廣大なる黒影を地上に印せり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
その時余は大概四十何人の席末を汚すのが例であったのに、先生は
巋然
(
きぜん
)
として常に二三番を
下
(
くだ
)
らなかったところをもって見ると、頭脳は余よりも三十五六枚
方
(
がた
)
明晰
(
めいせき
)
に相違ない。
琴のそら音
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
竟に
巋然
(
きぜん
)
として宇宙の根柢より来たれるを確めたり。
予が見神の実験
(新字旧仮名)
/
綱島梁川
(著)
巋然(きぜん)の例文をもっと
(3作品)
見る
巋
部首:⼭
21画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“巋然”のふりがなが多い著者
綱島梁川
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
夏目漱石