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岱赭
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たいしゃ
ふりがな文庫
“
岱赭
(
たいしゃ
)” の例文
乗馬は馬首をならべて、黙々とその蹄鉄のひびきに、
岱赭
(
たいしゃ
)
色の土煙をぽかぽかと蹴たてながら忍耐強い歩みを続けていた。
シベリヤに近く
(新字新仮名)
/
里村欣三
(著)
岱赭
(
たいしゃ
)
色、古びた緑金色。ちょっとはなれて右手にあるボリス・ゴドノフの寺院のビザンチンのドーム——皆日本人がいつからか知って居る色だ。
日記:14 一九二八年(昭和三年)
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
きちん、と手際よく、
鋤
(
す
)
き耕やされて筋目正しくならされた
岱赭
(
たいしゃ
)
色の土の面の露霜がとけて、もやもやとした白い水気が、幾条も幾条も立ち初めて太陽の面を
掠
(
かす
)
めたり、斜な光線にからんだりする。
かやの生立
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
岱
漢検準1級
部首:⼭
8画
赭
漢検1級
部首:⾚
16画
“岱赭”で始まる語句
岱赭色