岡傍をかび)” の例文
「ほととぎす鳴きて過ぎにし岡傍をかびから秋風吹きぬよしもあらなくに」(巻十七・三九四六)などの「から」は皆「より」の意味だから、只今私等の使う「から」は既にこの頃からあったのである。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)