山泊やま)” の例文
「わが輩がもっとも憎むべき奴としている代物しろものだ。よしッ。行って来るからな。貴公は山泊やまとの連絡もあること。ここにいてくれ」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「だが、君の流刑るけいを聞き、また君が俺にしてくれた友誼ゆうぎの厚さに、山泊やま頭目とうもく連中は、どうしても一度君に会いたいといってきかないんだ」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あんたには、さまざま解けぬご不審だろうが、すべてはただ、梁山泊りょうざんぱくともがらが、あんたを山泊やまの仲間に加えたいという願望から出たことじゃ。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)