山家辺鄙やまがへんぴ)” の例文
「いえ、当家の料理人にございますが、至って不束ふつつかでございまして。……それに、かような山家辺鄙やまがへんぴで、一向お口に合いますものもございませんで。」
眉かくしの霊 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)