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尾籠
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びく
ふりがな文庫
“
尾籠
(
びく
)” の例文
私はこの国の少年がみなやるように、小さな
尾籠
(
びく
)
を腰に結んで、幾本も結びつけた毛針を上流から下流へと、たえまなく流したりしていた。鮎はよく釣れた。
幼年時代
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
町人は
煙草
(
たばこ
)
を吸いつけて、
尾籠
(
びく
)
の中をのぞきこんだ。尾籠の底には、魚の
鱗
(
こけら
)
もなかった。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
尾籠
(
びく
)
をつけたおときが立ってゐる。「もうどの位な?」
夏蚕時
(新字旧仮名)
/
金田千鶴
(著)
荷物を背負った町人の影法師が、
堤
(
どて
)
の上から
尾籠
(
びく
)
の側へ落ちている。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
尾
常用漢字
中学
部首:⼫
7画
籠
常用漢字
中学
部首:⽵
22画
“尾籠”で始まる語句
尾籠下品
尾籠千万