少弐大友しょうにおおとも)” の例文
元弘の忠臣菊池武時たけときが、賊将少弐大友しょうにおおともの軍に包囲されて、最期の孤塁から家郷の妻を思い、一子武重たけしげに歌をたくして、母のもとはしらせたというその辞世じせいを——いまの自分に思いあわせて
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)