小島烏水こじまうすい)” の例文
然れども当時この種の投書雑誌には小島烏水こじまうすい子の『文庫』、田口掬汀たぐちきくてい氏の『新声』とうその勢力はなはだ盛なるあり。
書かでもの記 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
小島烏水こじまうすい氏は甲斐かい白峰しらねを世に紹介した率先者である。
白峰の麓 (新字新仮名) / 大下藤次郎(著)
明治四十一年に帰朝した当時浮世絵を鑑賞する人はなお稀であった。小島烏水こじまうすい氏はたしか米国におられたので、日本では宮武外骨みやたけがいこつ氏を以てこの道の先知者となすべきであろう。
正宗谷崎両氏の批評に答う (新字新仮名) / 永井荷風(著)