小使銭こづかいせん)” の例文
新吉しんきちは、三日に一度、町の風呂ふろへ行くとき、おかみさんから一銭銅貨いっせんどうかを三つだけうけ取るきり、お小使銭こづかいせんとしては、ただの一銭ももらえない約束やくそくになっているのです。
曲馬団の「トッテンカン」 (新字新仮名) / 下村千秋(著)