“尊卑分脈”の読み方と例文
読み方割合
そんぴぶんみゃく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
国経くにつねには滋幹の外に三人の男子があって、尊卑分脈そんぴぶんみゃく所載の順序に従えば、長男が滋幹、次男が世光、三男が忠幹、四男が保命となっている。
少将滋幹の母 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
尊卑分脈そんぴぶんみゃく」に一条行房の妹とあるが、明確ではないのである。けれど義貞にかぎらず、武将の閨房にも、当然いろんな秘事はあったはずと観ていいと思う。
随筆 私本太平記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
尊卑分脈そんぴぶんみゃくの「大江氏系図」によると、大江広元の子季光以後、愛甲郡毛利に住み、ほどなく越後南条の領国へ移って行き、経光、時親、と代をかさねている。
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)