もつぱら)” の例文
新字:
このとき我に現はれし物あり、いとつよくわが心をきてこれを見るにもつぱらならしめ、我をしてわが告白を忘れしむ 七—九
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
(青年文學第一の成語)平生批評をもつぱらにせざる人々の中には、多少これに對して意見を述べたる人ありといへども、大抵片言隻句へんげんせきくにして、人の心をあかしむるに由なし。
柵草紙の山房論文 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)